株式会社 メイコウ

フィールドバランス概要


 フィールドバランス作業とは

 このページでは作業の内容
を少し説明させて頂きます。
フィールドバランスに使用する機器
 
  ■ フィールドバランサー本体 ■
 
測定物の重量、回転数、測定条件等で数種類のバランサーの中から
最適な機種を選んで作業に使用しております。

               詳しくはフィールド設備一覧をご覧下さい

  ■ 振動センサー ■
 
弊社では余程の事が無い限り、速度型センサーを使用しております。
速度型はメンテが大変、価格が高いなどのデメリットがありますが、ノ
イズに強く微小な振幅にも反応してくれるので、
加速度型より高精度
の測定が可能
です。

  ■ 位相検出センサー(ディテクター) ■
 
メーカー標準の物ではなく、より応答速度の速く外乱に強いタイプの物に変更しております。
通常は赤外線反応タイプを使用しますが、油ミストや油浴環境でも使用可能な近接タイプも準備しています。

 必要最低限、必要な機材は以上の物です。
 これ以外に弊社ではFFTアナライザー、レーザーアライメント測定器、サーモグラフ
カメラ、ベアリング診断装置
 などを使用して作業を行っています。

NOTE:加速度型センサーについて
 フィールドバランサーと呼ばれる機器には加速度型センサーが標準品としている物が多数見受けられます。
 弊社の経験上のお話なのですが、加速度型は比較的高回転(数千rpm)向けのセンサーで低回転(数百rpm)
 での測定では測定条件が整っていないと精度的に苦しくなる傾向があります。
 (アンバランス量が多い内は大丈夫だが、修正によってバランスが良くなってくると測定限界が早く来る)
 
 これはバランス測定の場合、測定するのに最も適した振動単位が振幅であるのが主な要因です。
 
 加速度は回転振動では衝突振動や接触振動に顕著に現れ通常はベアリングの状態を表す振動単位です。
 加速度でバランス測定を行う場合、2回積分したデータを用いるのが一般的ですが、この場合余計な直流成分
 が測定データに残る事になります。
 更に加速度センサーは基本コンデンサなので感度を上げる為には高インピーダンスにしなければならず、これが
 耐ノイズ性能に大きく影響します。

 バランス精度に妥協せず、安心して修正を行うには速度型センサーをを使用するのがベストの選択だと言うのが
 個人的感想です。




センサーの取り付け
図の文字をクリックしてみて下さい、実際の取り付け画像が表示されます